はじめまして。
株式会社NEO ACADEMY 代表取締役社長の 戴 寧(たい ねい) と申します。
NEO ACADEMYは、「語学教育」「対海外ビジネス研修」「スタディツアー」という三つの実践領域を基盤に、実社会で通用する日中グローバル人材の育成に特化した国際教育機関です。
私たちが掲げる中長期ビジョンは、高度な実務力と人格を備えた日中グローバル人材30万人の創出です。
いま世界は、分断と接続が同時進行する時代に入っています。
国家間の対立、価値観の摩擦、経済構造の変動が複雑に絡み合う一方で、企業活動・教育・技術・人材の移動は、すでに国境を前提としない段階にあります。
こうした時代に本当に必要とされるのは、単なる語学エリートではなく、異なる文化・制度・利害のあいだに立ち、対話を生み、信頼を積み上げ、協働を成立させられる人材です。
私自身、来日前に3ヶ月で日本語能力試験1級に合格しました。しかし、実際に日本社会の中に身を置いて直面したのは、「言葉が通じているはずなのに、信頼が築けない」という現実でした。沈黙の意味、遠回しな表現、場の空気、関係性の距離感など、それらを理解できなければ、どれほど語学力が高くても、本当の意味で“通じ合う”ことはできません。この原体験こそが、現在のNEO ACADEMYの教育理念の出発点です。
私は、真に国境を越えて活躍できる人材には、次の三つの力が不可欠であると確信しています。
• 発信力(言語)
• 共感力(文化理解)
• 人間力(経験と実践)
この三つは、教室の中だけでは決して完成しません。
NEO ACADEMYでは、語学教室によって「正確に伝える力」を鍛えるだけでなく、対海外ビジネス研修やスタディツアーを通じて、異文化の現場に実際に身を置き、判断し、失敗し、修正し、関係を築き直す経験そのものを教育の中核に据えています。
私たちが育てたいのは、「知っている人材」ではなく、現場で機能する人材です。
私は、日本と中国のどちらか一方に属する存在というよりも、長年にわたりその境界に立ち続けてきた存在です。
両国の教育制度、企業文化、価値観、歴史、そして互いに抱える誤解と期待を、現場で体験し続けてきました。
だからこそ私は、「どちらかの国のため」ではなく、両者が持続的に信頼し合い、協働できる人材と構造をつくることを、自らの使命だと考えています。
日中関係は、もはや感情やイデオロギーだけで語れる時代ではありません。
これからの時代に求められるのは、
• 人を育てること
• 現実の現場で信頼を積み上げること
• 次の世代に、国境を越えた選択肢を残すこと
その一つひとつを、教育という最も再現性の高い方法で、社会に実装していくことです。
NEO ACADEMYは、日本を拠点に、教育・人材育成・国際実務の現場から社会に関与し続ける「教育インフラ」です。そして日中グローバル人材30万人計画は、理念ではなく、実行可能な社会プロジェクトとして構築し、継続的に実現していきます。
私はこの挑戦を、理想ではなく「事業」として、そして「教育」として、現実の積み重ねによって成し遂げていく覚悟です。
株式会社NEO ACADEMY
代表取締役社長 戴 寧
